安藤美冬

フリーランサー。組織に属さないフリーランスとして、ソーシャルメディアでの発信を駆使した、肩書や専門領域にとらわれない独自のワーク&ライフスタイルを実践、注目を浴びる。世界50カ国以上を旅しながら、取材、執筆、商品企画、広告&イベント出演を行う。新刊に『ビジネスパーソンのためのセブ英語留学』(東洋経済新報社)、7つの習慣スティーヴン・コヴィー公認『やる気があっても長続きしない人の 「行動力」の育て方』(SBクリエイティブ)がある。

 バルセロナを初めて訪れたのは2001年、交換留学生として、オランダのアムステルダム大学に留学していた頃です。
 ペドロ・アルモドバル監督作品のスペイン映画が好きで、第二外国語としてスペイン語を勉強していた私にとって、バルセロナはヨーロッパ留学中に絶対訪れたい街でした。

 当時21歳の私の目には、「ワークシェアリング」の仕組みが発達しているオランダは「理想的な”働き方”ができる場所」。そしてバルセロナは、都市と自然が近接している「理想的な”暮らし”ができる場所」だと思いました。
 バルセロナは、なんといっても1年中温暖で太陽がまぶしい! 
 食べものも美味しいし、人々も陽気で優しい。
 大学生の私にとって、大人たちが仕事も、家庭生活も、趣味も、人生まるごと楽しんでいるかのような光景が衝撃的だったのです。

 あれから15年という時が過ぎて、大学を卒業し、会社に就職し、30代で独立してフリーランスとして仕事をするようになった私は、現在は日本と海外を行ったり来たりしながら色々な仕事をしています。
 世界50カ国以上訪ねてみて、やっぱりバルセロナは「世界一理想的なライフスタイルに出会える場所」だと思いました。なんといっても、魅力がたくさんあるのです!

・美食の街である(タパス、イベリコ豚、分子料理、お酒など)
・都市と海が近い(中心部から車で10分の場所に海がある)
・本物の芸術がある(ガウディをはじめとする建築、世界遺産カタルーニャ音楽堂などの有形・無形のアートが身近にある)
・温かな気候(日照時間が長く、温暖な気候に恵まれている)
・人々が陽気で優しい(公園でも、道端でも、道行く人の笑顔に溢れる)
・クリエイティブな仕事ができる(映像や写真撮影、芸術に携わる人が多い)

 などなど、ひと言では語り尽くせないほどの魅力があります。

 15年前、初めてガウディのサグラダ・ファミリアを見たときの衝撃は、人生でも指折りに数えるほど。その教会はもちろん、街を歩きながら色々なことを感じてきました。旧市街をゆっくりと歩いたり、海辺を眺めていると、人生ってなんて素晴らしいのだろうという気持ちになるのです。

 まぶしい太陽、真っ青な海、抜けるような空、舌が喜ぶ美食の味、陽気な人の笑顔、世界が誇る芸術の数々。人が生まれながらにして「心地よい」と感じるものすべてが、すぐ手の届くところにあるのがバルセロナという場所だと思います。

 たった数日間の旅でしたが、バルセロナの色彩も、光も、音も、味も五感全体で味わいつくしたような満足感がありました。ぜひ時間を見つけて再びこの場所を歩いてみたいと思います。

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